発達障がいを抱える子どもの多くは、人とのコミュニケーションが苦手で、
苦手意識を持つと無口になって自分の殻に閉じこもってしまうことがあります。
そのようなことを招かないためには、家庭の理解・協力が必要不可欠です。
ではどのように子どもと接していけばよいのか、ほんの一例ですが紹介して行きますね。
自閉症は、言葉の発達に遅れが見られ、コミュニケーションが苦手という特徴があります。
また、人との対面が苦手で社会になじめないことも多くみられます。
自閉症の子どもと接する時には、簡単な言葉を使って、ゆっくりと丁寧に話しかけましょう。
少し長めの会話をする時には、所々で区切って理解しているのを確認してから
次の話をしてくと理解しやすいです。
イラストやカードを使ってわかりやすく伝えることも効果があります。
自閉症を抱える子どもは真似することが苦手です。
新しいことにチャレンジする時は、具体的に手足や体の動き方を教えてあげましょう。
また、注意する時はその都度その場で注意するように心がけましょう。
後で言っても何のことなのか理解できずに終わってしまいます。
ADHDは、じっとしていられない、集中力が持続しないという特徴があります。
学校では変な子・自分勝手な子だと見られがちで、
自分は必要とされていない、自分のことを理解してくれる人はいないと思い込んでいる子が多くいます。
なので、思いやりの心をもってコミュニケーションを取ることが必要です。
ちょっとしたことに対しても「ありがとう」の声を掛けてあげるようにするといいかもしれません。
相手の制止を無視して話し込んでしまうといったこともADHDの特徴の1つです。
このようなケースでも怒らないで「いっぱい話してくれてありがとう。」と言ってあげましょう。
LD(学習障がい)は、聞く・話す・読む・書く・計算するなどが苦手です。
LDを抱える子どもの特徴として、相手の話をうまく理解することができない点が挙げられます。
そのため、会話のキャッチボールもままならないことがあります。
学校では、クラスメートとの会話がかみ合わずに自信を失ってしまい、殻に閉じこもってしまうこともありますので
家庭では、お子さんの言っていることを汲み取って会話を進めていきましょう。
話すことが困難な子どももいますので、言葉足らずでもお話してくれたら
しっかり話を聞いて理解をしてあげて褒めてあげましょう。
アスペルガー症候群を抱える子どものコミュニケーション能力は、
上記に挙げたような子ども達よりも低い傾向にあります。
しかし、理解する能力はありますので、ものごとを具体的に、かつ正確に伝えることが大切です。
また、場の空気が読めないこともアスペルガー症候群の特徴の1つで、
悲しんでいる子に対して、不適切な言葉を発してしまうこともあります。
また、会話で冗談や比喩、皮肉がわからず、真に受けて思い込んでしまいます。
アスペルガー症候群を抱える子どもとのコミュニケーションでは、
遠回しな言い方にせずに話しかけることを心がけるとよいでしょう。
また、心ない言葉や突拍子もない言葉をかけられても、ひるまずに対応してあげましょう。
家族それぞれが異なる接し方をすると、子どもは混乱して、ますます生活しにくくなります。
その子に合った接し方を家族が同じように理解して、実行することが大切です。
ぜひ実践してみて下さいね。
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