発達障がいの根本原因自体は改善することはできませんが、
それ自体を発達障がいを持つ子の不適応行動や困り勘を減らし、
社会適応度や心の安定度を改善していくことはできます。
発達障がいは、脳の機能やその発達の生まれつきのアンバランスを根本として起こるものであり、
発達障がいを構成している生まれつきの要素は変えることができません。
発達障がい児の脳を、発達障がいを持たない人と同じような脳に変えることはできない、ということです。
ただし、丁寧な支援や環境調整、訓練により、発達障がい児者の社会適応度を上げたり
二次障がいを発症するリスクを下げたりして、
ある程度まで発達障がい児の生活の質(QOL)を改善していくことは可能です。
発達障がいの特性ごとの生活の質(QOL)改善方法や、
改善につながりやすい対処法について順にご紹介していきます。
感覚過敏や感覚鈍麻は、基本的には、環境調整と支援により改善を目指します。
感覚過敏の場合は、苦手な刺激の多い場所や環境を避ける生活を心がける他に、
イヤーマフやサングラスなど、本人が身につけることで刺激をある程度回避できる方策を用意しましょう。
感覚鈍麻による感覚探求(感覚刺激を追い求めてやたらといろいろなものに触るなど)が気になる場合は、
「これは触っていい」というものを用意したり、
課題や遊びの中に感覚を刺激できる要素を組み込んだりするのがよいでしょう。
次回も引き続き、生活の質改善方法についてご紹介していきますので
ぜひ参考にしていただければと思います。
名古屋市のにじのひかり教室は放課後等デイサービス、施設学習支援、家庭教師、メンタルフレンド、
全ての子に学習支援を行います。
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