前回、発達障害の子どもはどんなことに困っているのか
分かりやすいように発達障害でよく見られる困りごとをチェックリストでご紹介しました。
もしチェックリストで当てはまることが多いな。と感じたらまず相談して見ましょう!
今回はどこに相談したらいいのか、どのようなサポートが必要なのかをまとめました。
前回ご紹介したチェック項目に当てはまることが多いなど
「発達障害かな?」と思ったら、できるだけ早く専門機関に相談しましょう。
いきなり保護者さま自身で医療機関を探すのは難しいかもしれません。
また、必ずしも医療機関を受診しなくても、相談したり、心理検査やアセスメントを受けることで
困りごとや特性が把握できたり、公的な支援を受けられる場合もあります。
困りごとが多かったり、子育てに不安や課題感が大きい場合などは、
まずは無料で相談できる地域の専門機関を利用することをおすすめします。
地域の子育て支援センター・児童相談所・保健センター・発達障害者支援センター・療育センターなどで
子育て相談や療育相談など相談支援を行っています。
かかりつけの小児科医や、1歳半健診、3歳児健診などの機会に保健師や医師に相談してもよいでしょう。
上記の相談機関などでは相談の上、
必要に応じて発達検査や児童発達支援などの支援や、専門の医療機関につなげてくれます。
発達障害専門の病院やクリニックでは相談のほか、検査や診断、治療を行います。
子どもの場合、発達障害専門科のほか、児童精神科や小児科などでも診療を行っている場合があります。
発達検査は発達の特性や、困難がどこにあるかを客観的に見るための検査です。
様々な側面からお子さまの発達度合いを評価し数値化することで、
サポートが必要な部分を見つけることができます。
知的障害の有無や程度を調べるため知能検査などを行うこともあります。
また、お子さまの遊んでいる様子などを行動観察したり、
保護者さまやお子さま自身に生育歴や困っていることなどを問診します。
医療機関での診断は、検査や問診の結果などから医師が総合的に判断します。
診断基準はDSM-5やICD-10などが一般的に用いられます。
経過観察のため、すぐに診断されない場合もあります。
未就学児向けの「児童発達支援」や学齢期以降の「放課後等デイサービス」などの
障害児福祉サービスの通所受給者証を取得すると、
国や自治体から給付を受けられ、自己負担額1割で療育的支援を受けられます。
それぞれの事業所ごとに療育や支援内容なども異なりますので、
お子さまの特性や必要な支援、生活スタイルに合わせて選択するとよいでしょう。
地域によっては早期に必要な支援が受けられるよう、
発達の遅れが気になる未診断のお子さまや、
いわゆる「グレーゾーン」のお子さまも利用できる場合があります。
受給者証の取得や障害児通所支援については、自治体の福祉窓口・子育て支援窓口にお問い合わせください。
名古屋市のにじのひかり教室は放課後等デイサービス、施設学習支援、家庭教師、メンタルフレンド、
全ての子に学習支援を行います。
法人名:一般社団法人にじのひかり教室
住所〒453-0036 名古屋市中村区森田町3-6-6
TEL:052-471-0028
業務内容:児童発達支援、コミュニケーション支援、放課後等デイサービス