結論から言いますと、癇癪が起こるからといって発達障害があるというわけではありません。
ですが発達障害のある子どもに強く見られる傾向が癇癪が起こるきっかけと絡んでいる場合があります。
自閉症、ADHDなど発達障害のある子どもによく見られる傾向と癇癪の関係をご紹介していきます。
私たちは、自分の思いと相手の思いの両方を考えながら、時には譲ったり、
自分の願いを優先させるために交渉したりして、他人との関わりの中で生きていきます。
発達障害のある子どもたちは、他者の思いと自分の思いを調節することが難しい傾向があります。
自分と他者の思いを調整するためには、
まず相手の気持ちを把握した上で、「これぐらいなら譲れる」という2つのステップが必要です。
自閉症スペクトラム障害といわれる発達障害のある子供の場合、
まず最初に必要な相手の気持ちや意図を理解するというステップを通過することが難しく、
そのために自分と相手の意図を調節するための材料を持ち合わせていない状態に陥りやすいのです。
またこだわりがある、他人のペースに合わせるのが苦手、ということもあります。
他者の思いが見えないままに、自分の思いで行動しようとした時に、
相手から「これをしてはだめ」と行動の抑止が入ると、
それが「自分のしたいことを邪魔するものだ」として不快な気持ちが起きます。
また、ADHD(注意欠如・多動性障害)といわれる発達障害の場合は、
「やりたい」という気持ちを抑えるのが難しいために、相手の気持ちが分かったとしても、
「これくらいなら」と程度を見極めてさじ加減をはかることができません。
気持ちを譲ることができないことと、感情がすぐに表面化することで、爆発的に怒ってしまうことがあります。
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